日別アーカイブ: 2016年5月24日

久し振りにGPS

GPS(スマホの機能を使用)を持って、銀座を歩いてみた。下の地図で青線がGPSのログである。
この地図はケバ過ぎるが、ここで国土地理院を擁護しなければならない。国土地図は全国を網羅するので、山岳部も都市部も表示しなければならない。山岳地帯は緑色・青色・茶色が多くなり、都市地区はその補色である暖色系を使うようになる。そのため建物が密集している東京は、赤色が多用されてしまうのだ。人が住んでいるところだけのGoogle Mapのようにはいかないのだ。

JR有楽町駅を降りて、まずはお堀に向かった。日比谷通りを左に曲がると、今治造船の文字が目に飛び込んできた。エ~、本社はここなのか。ウィンドウには亀老山から眺めた来島海峡大橋の絶景が掲げられているが、四国側の橋の袂に小さく見えるクレーンの林立が、今治造船の工場である。この前を毎日行き来する人たちで、今治造船がこの写真を掲げる意図を理解できる人はどれだけいるだろうか?

少し迂回をして、日生劇場と帝国ホテルの間を通って再び日比谷通りに出てきた。今日のランチは帝国ホテルで、という段取りである。日劇側の窓際に座ったので、GPSのログのほとんどは、日劇のビルと日比谷公園の噴水広場付近に落ちていた。ビルの中にいるとGPSの精度が落ちるのかもしれない。

帝国ホテルを出て、東京宝塚劇場と東宝ゴジラ像の前を通り、晴海通りを歩いて銀座四丁目に着いた。ここの目当ては、あんぱんの木村屋本店である。先代の当主が我が街牛久の出自だからだ。初代茨城県令・山岡鉄舟があんぱんを明治天皇に食してもらったところ、天皇から「今後も引き続き献上するように‥」という言葉を頂き、あんぱんの木村屋の基盤ができた。この後中央通りを経て新橋へ向かった。新橋の駅前通りは、毎朝晩歩いた通勤路である。サラリーマンの聖地で、7年を過ごしたことになる。

銀座散策

有楽町・銀座・新橋を散策した